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イベントでトランプデックの販売やトランプゲームの紹介をしています。イベント出展の予定は「出展情報」に載せています。
2016年9月22日木曜日

ヤニブのご紹介です。

どんなゲーム?

カードを交換して手札の点数を5以下にすることを目指します。カードを捨てたあとで引かなければならないもどかしさが楽しいゲームです。

時間と人数

30分程度、トランプ1組で遊べるのは2人から5人、2組で9人まで遊べます。3~4人がオススメです。

ルール

使用カード:2~5人ならジョーカーを2枚入れた1組54枚。5~9人ならその2組108枚を使います。
カードの点数:A=1点、2~10=数字通り、J,Q,K=10点、ジョーカー=0点

勝利条件

誰かが101点になったディール終了時、最も点数が低いプレイヤーの勝ちです。

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく混ぜ、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつ、各プレイヤーに5枚のカードを配ります。配られたカードは他のプレイヤーに見えないように手に持ち、手札とします。残ったカードは裏向きのままテーブル中央に置いて山札とします。山札の一番上のカードをめくり、表向きに山札の隣に置いて捨て札の最初の1枚とします。
ゲームの準備

プレイ

ディーラーの左隣から順に時計回りで手番を行い、手番は以下の手順で行います。
① カードを捨てる
② カードを1枚引く
手番にやること

① カードを捨てる
手札からカードを1枚以上捨てます。捨てられるカードの組み合わせは以下の通りです。

  • 1枚の好きなカード
  • 2枚以上の同じランク(同じ数字やアルファベット)のカード(たとえば♥5、♠5。2組使うとき、♥5、♥5のように同じマークがダブってもOK)
  • 3枚以上の同じスートのシークエンス(階段)。ジョーカーをオールマイティとして混ぜてもOK(たとえば♠10-♠J-♠Qの3枚や♥7-♥8-ジョーカーの3枚。Aは2につながり、10はJにつながります。KはAにつながりません)

② カードを1枚引く
山札か捨て札からカードを1枚引き、手札に加えます。捨て札から引く場合は右隣のプレイヤーが直前に捨てたカードのいずれかを拾い、残った捨て札の上に先ほど自分が捨てたカードを置きます。右隣のプレイヤーが複数枚のカードを捨てている場合、その端のカードのみ引くことができます。たとえば前のプレイヤーが♠10、♠J、♠Q、♠Kを捨てていた場合、♠10か♠Kのみ引くことができます。
この場合♦8か♦10を拾える

ゲームの終了と得点計算

自分の手札の点数の合計が5以下になったら、自分の手番が始まった時(すなわちカードを交換する前)に「ヤニブ」を宣言しそのディールを終了することができます。ヤニブが宣言されたら各プレイヤーは手札を公開し、自分の手札の点数を合計します。ヤニブを宣言したプレイヤー以外のプレイヤーは手札の点数の合計を記録します。ヤニブを宣言したプレイヤーは、自分の手札の合計点が他の誰より低い場合はヤニブ成功となり、0点を記録します。一方ヤニブを宣言したプレイヤーの手札の合計点が他のプレイヤー以上だった場合、ヤニブ失敗となり、手札の合計点+30点を記録します。
ディール終了。ヤニブ成功の得点例
ヤニブ失敗の得点例。右隣の点数が宣言者と同じのためヤニブ失敗
点数の累計が50点ちょうどになったプレイヤーは累計を25点に減らします。同様に点数の累計が100点ちょうどになったら50点に減らします。
ディーラーを左隣のプレイヤーにかえて次のディールを行います。誰かの点数の累計が101以上になったらゲーム終了で、最も点数が低いプレイヤーが勝利します。

ヴァリエーション

本来は201点を取ったプレイヤーはゲームから抜け、最後に残ったプレイヤーが勝ちとなっています。そのバージョンでは累計点が一番低いプレイヤーが最初の手番を行います。ただこのルールではゲームが長くなるため短いバージョンを紹介しました。

出典

Pagat.com、ゲーム会の実プレイ

TOOLS

イベント配布用にサマリーシートを作りました(PDFファイル)。プレイのきっかけにしていただけると嬉しいです。
2020/12/3 「カードの点数」欄に10の札の点数が抜けていたため修正しました。10の札は数字どおりで10点です。




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