2016年8月29日月曜日
今回紹介するデックはSleepersです。スリーパーと言いながら目の覚めるようなデザインで、テーマカラーは「白」ですね。全面に渡ってミニマリスティックなデザインが施されています。

箱からして目を引きます。ロゴも箱絵もかわいいです

もちろんフタにも仕事がされています。わくわくします。

バックもシンプルながら印象的なデザインです。他のデックと比べると物足りないような気もしてしまいますが、デザイナーの哲学を感じます。

カードに描かれたマークも完全オリジナルで、トランプそのもののデザインを再構築する試みを感じます。ちなみにこのデックの中の世界ではダイヤのキング以外が眠ってしまった設定なんだそうです。

各スートのランク表示を拡大したところです。省略されているけど伝わるマークになっています。

ひとことポイント
ソリッドですがかわいらしく統一された素晴らしいデックです。白を基調としたデックは有りそうで意外と無いんですよ!
2016年8月26日金曜日
今回紹介するデックは、えー、アブ…、アブシンテ?アブシンス?アブ…えー。
……
はい、今回紹介するのは「緑の妖精」の異名を持つ酒をテーマにしたデック、アブサンです。
酒のアブサンは原料に使われているニガヨモギの成分が幻覚を引き起こすという説もあり、その美しい緑色も相まって魔酒とも言われています。このデックはまさにアブサンの持つ怪しい魅力が前面に出ています。
さて、前置きが長くなりましたが、開封して見てみます。

箱の外観からしてテンション上がります。マット地の黒の紙に箔押しで印刷されています。

箱の裏面の印刷もすべてシルバーの箔押しで、封印シールが良いアクセントになっています。

バックはアブサンのAとニガヨモギの意匠があしらわれています。

通常赤のスートは緑色、黒のスートは白になっており、黒いバックによく映えています。
J,Q,Kはアブサンを飲む人物が幾何学的に描かれています。ジョーカーはアブサンを飲むときの給水器(アブサンファウンテンというそうです)とスプーンが描かれ、アブサンを取り巻く文化も見事に取り入れられています。

カードの質も言うまでもなく良好です。

ひとことポイント
これは…ドヤれる!酒をテーマにしたデックは酒の席にもぴったり。使い勝手も写真映えも最高です。

スパーのご紹介です。

どんなゲーム?

最後のトリックを取ることを目指すトリックテイキングゲームです。ギャンブル要素のあるスピーディーなプレイを楽しめます。

人数

2人から4人。3人がオススメです。

ルール

使用カード:2~5のカードとジョーカーを除いた36枚を使います。
カードの強弱:A>K>Q>J>10>9>8>7>6
2~5のカードは使わない

勝利条件

最後のトリックを獲得したプレイヤーは得点を獲得します。あらかじめ決めたディール数を行い、最も得点が高いプレイヤーが勝利します。

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく混ぜ、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつ、それぞれ7枚のカードを配ります。余ったカードはこのディールでは使わないため、裏向きのままよけておきます。

プレイ

ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行います。
リードのプレイヤーは手札からカードを1枚出します。どのカードでも構いません。
それ以外のプレイヤーは時計回りで順番に、手札からカードを1枚出します。このとき、リードしたカードと同じスート(リードスート)が手札にある場合はそのスートのカードを出さなくてはなりません(マストフォローといいます)。同じスートのカードがない場合、好きなカードを出すことができます。
全てのプレイヤーがカードを1枚ずつ出したら(これをトリックといいます)、リードされたスートと同じスートのなかで最強のカードを出したプレイヤーがこのトリックを獲得します。このトリックで出されたカードを集め、手元に置きます。
トリックの例その1。マストフォローのため全員♣を出す

トリックの例その2。同じスートがない場合好きなカードを出す
トリックを獲得したプレイヤーがリードとなり次のトリックを行います。これを7トリック行い、7トリック目を獲得したプレイヤーがこのディールの勝者となります。

得点計算

ディールの勝者は1点を獲得します。ただし7トリック目に7のカードを出していた場合は代わりに2点、6のカードを出していた場合は代わりに3点を獲得します。
ディールの勝者が次のディールのディーラーとなり、次のディールを行います。
あらかじめ決めた回数ディールを行い、合計した得点が最も高いプレイヤーが勝利します。

ヴァリエーション

得点を記録するのではなく、その得点を各プレイヤーから受け取る方法もあります。
Pagat.comで紹介されているルールには以下の違いがあります。
・♠のAを使わない
・配るカードの枚数は5枚で、3枚まとめて配り、そのあと2枚まとめて配る
・最後の2トリックを両方6で勝ったら6点、6と7で勝ったら5点、両方7で勝ったら4点獲得する

戦略とポイント

最後のトリックを取るために逆算で戦略を組み立てることがコツです。弱いカードで最後のトリックを取ると得点が高いため、それを狙うタイミングを測りましょう。

出典

トランプゲーム大全、pagat.com
2016年8月24日水曜日

ブラックレディのご紹介です。

どんなゲーム?

トリックテイキングというシステムを使ったゲームです。♥のカードと♠のQを取らないよう、上手にカードを出しましょう。

時間と人数

45分程度、3人から7人。4人または5人がオススメです。

ルール

使用カード:1組52枚。
カードの強弱:A > K > Q > J > 10 >…> 3 > 2

勝利条件

失点が最も少ないプレイヤーが勝利します。

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく混ぜ、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつカードを配ります。余ったカードをウィドとし、テーブル中央に置きます。1人に配るカード枚数とウィドの枚数は下表のとおりです。配られたカードは手札とし、他のプレイヤーに見えないように手に持ちます。
プレイ人数 配る枚数 ウィドの枚数
3人 16枚 表向き2枚、裏向き2枚
4人 12枚 表向き2枚、裏向き2枚
5人 10枚 表向き1枚、裏向き1枚
6人 8枚 表向き2枚、裏向き2枚
7人 7枚 表向き2枚、裏向き1枚

ウィドを残してカードを配る
各プレイヤーは手札のうち2枚を選び、裏向きで右隣のプレイヤーに渡します。左隣からカードを受け取ったのち、再び手札から1枚を選び右隣に渡します。
配られたカードのうち2枚を右隣へ。そのあと1枚を右隣へ

プレイ

ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行います。
リードのプレイヤーは手札からカードを1枚出します。どのカードでも構いません。
それ以外のプレイヤーは時計回りで順番に、手札からカードを1枚出します。このとき、リードしたカードと同じスート(リードスート)が手札にある場合はそのスートのカードを出さなくてはなりません(マストフォローといいます)。同じスートのカードがない場合、好きなカードを出すことができます。
全てのプレイヤーがカードを1枚ずつ出したら(これをトリックといいます)、リードスートの最強カードを出したプレイヤーがこのトリックを獲得します。トリックを獲得したプレイヤーはこのトリックで出されたカードを集め、手元に置きます。
1トリックの例。リードスートのカードが手札にある限りそれを出す。
トリックを獲得したプレイヤーがリードとなり次のトリックを行います。これを繰り返し、手札がなくなったら1ディール終了です。最後のトリックを獲得したプレイヤーがウィドのカードも獲得します。

得点計算

各プレイヤーは獲得したカードを確認し、このディールの得点を集計します。獲得した♥のカード1枚につきマイナス1点、♠Qはマイナス13点を記録します。
ディーラーを左隣のプレイヤーにかえて次のディールを行います。人数分ディールを行い、合計したマイナス点が最も小さいプレイヤーが勝利します。

戦略とポイント

失点カードを含むトリックを取らないことを目指します。特に♥の強いカードや♠のKやAを手札に残さないように注意しましょう。そのために1つのスートを無くすようにカードを渡すと良いでしょう。

ヴァリアント

マイナス点のカードを1枚も獲得しなかった場合、ボーナス点を得ます。そのディールで該当するプレイヤー全員で26点のプラス点を分け合います。割り切れず余った得点は次のディールに持ち越し、該当するプレイヤーが1人もいない場合26点を持ち越します。

出典

ゲーム会の実プレイ、トランプゲーム大全
2016年8月22日月曜日
水がテーマの一風変わったデック、Fathomのご紹介です。

箱のデザインはやや抑え目ですが、潜水艇のフレームと頭足類の目をイメージしているのでしょうか、かっこいいです。

裏面は水滴と波をイメージしたデザインになっています。

表面は全てに対してこだわりが感じられます。マークもそれぞれ泡をイメージさせるデザインが施され、各カードのマークのうち一つに泡のテクスチャが入っています。黒のカードの色合いも水でにじんだような紺色になっており、その微妙な風合いが水の雰囲気を演出しています。これだけ雰囲気を出しながら数字の視認性はきちんと残っており、充分普段使いできる出来です。

ひとことポイント
箱は地味目ですがカードは両面とも水のテーマで統一され、目を引くデザインになっています。2つ目に持つデックとしても、最初の1つとしてもお勧めです!

ゴルフのご紹介です。

どんなゲーム?

手札を交換して手札の点数を低くすることを目指します。同じ数字のカードを揃えると0点になるのをうまく使いましょう!

時間と人数

45分程度、2人から9人。4~5人がオススメです。

ルール

使用カード:2~5人なら1組52枚。5~9人なら2組104枚を使います。
カードの点数:A=1点、2=0点、3~9=数字通りの点、10=-2点、J,Q,K=10点

勝利条件

あらかじめ決めたディール終了時、最も点数が低いプレイヤーの勝ちです。

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく混ぜ、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつ、各プレイヤーに6枚のカードを配ります。残ったカードを裏向きのままテーブル中央に置き山札とします。山札の一番上のカードをめくり、表向きに山札の隣に置いて捨て札の最初の1枚とします。
各プレイヤーは配られたカードを裏向きのまま横3枚、縦2枚に自分の前に並べて手札とします(手札は手に持ちませんが便宜的にこう呼びます)。各プレイヤーは手札から2枚を選び、表向きにします。
6枚の手札を並べ、それぞれ2枚を選んで表にする

プレイ

ディーラーの左隣から順に時計回りで手番を行い、手番は以下の手順で行います。
1.カードを1枚引く
2.カードを1枚捨てる

1.カードを1枚引く
山札か捨て札の一番上からカードを1枚引きます。山札からカードを引いた場合、表にして公開します。

2.カードを1枚捨てる
今引いたカードをそのまま捨てるか、手札のどれか1枚と交換します。手札と交換する場合、その手札は表向きに捨て札置き場に置き、引いたカードを表向きでその場所に置きます。捨て札からカードを引いた場合、必ず手札と交換しなければなりません。
山札から引いたらそのまま捨ててOK。手札を捨てたらそこに引いたカードを置く

ゲームの終了と得点計算

誰かの手札がすべて表向きになったら、そのプレイヤーの手番が終わったら1ディール終了です。すべてのプレイヤーは手札の裏向きのカードを表向きにして得点計算します。
ディール終了。裏側のカードは表向きにして得点計算へ
自分の手札にある6枚のカードの点数を集計します。この時、縦に並んだ2枚のランク(数字)が同じ場合それらは0と計算します。 ディーラーを左隣のプレイヤーにかえて次のディールを行います。
カードごとの得点を合計する。上下同じランクなら0点。
9ディール、または人数分ディールを行い、合計点が最も小さいプレイヤーが勝利します。

ヴァリエーション

ここでは10を-2点、2を0点のゲームを紹介しましたが、わかりやすくするために10を0点、2を-2点としてもいいでしょう。

戦略とポイント

上下の2枚が同じランクになると0点になることを活用しましょう。点を減らせる10が上下で揃うと0になることに注意しましょう。

出典

Pagat.com
2016年8月7日日曜日
ミッチのご紹介です。

どんなゲーム?

他のプレイヤーの集めているスートを見極めながらカードを出しましょう。中途半端にカードを出すと失点することに気を付けて!

時間と人数

30分程度、2人から5人。3人がオススメです。

ルール

カード

使用カード:1組52枚 + ジョーカー3枚(3枚のAで代用することもできます。その場合ルール中のジョーカーをAに読み替えてください)
カードの大小:A<2<3<…<10<J<Q<K(Aをジョーカーの代わりに使う場合は2が最小)

勝利条件

得点になるようにカードを出していきます。そのスートのカードを他人より多く出していると得点ですが、そうでない場合失点になります。最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝利します。

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはジョーカーを除いた52枚のカードをよく混ぜ、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつ、1人に計5枚のカードを配ります。残ったカードにジョーカー3枚を入れてよく混ぜ、裏向きで中央に置いて山札とします。
ゲームの準備

プレイ

ディーラーの左隣から順に時計回りで手番を行い、手番は以下の手順で行います。
1. 山札からカードを引く
その後
2. 手札からカードを場に出す
又は
2. 手札からカードを捨てる

1. 山札からカードを引く

山札からカードを1枚引いて手札に加えます。引いたカードがジョーカーだった場合、表向きにテーブルに出し、代わりのカードを山札から引いて手札に加えます。
ジョーカーを引いたらテーブルに出して代わりのカードを引く
引いたジョーカーが3枚目の場合、代わりのカードは引かず、以降すべてのプレイヤーはこの手順を飛ばします。

そのあと

2. 手札からカードを場に出す

手札からカードを1枚選び、自分の前に出します。出すカードはスートごとに置き場所を分け、対応する場所に置きます。そのスートの置き場所にある一番上のカードより小さい値のものだけ出すことができます。
そのスートの2枚目以降を出す時はこれまで出したカードが分かるように、ずらして重ねてください。
プレイヤーごと、スートごとに分けてカードを出す

または

2. 手札からカードを捨てる

手札からカードを1枚選び、共有の捨て札置き場に表向きに置きます。捨て札は重ねて置きます。

ゲームの終了と得点計算

3枚目のジョーカーが出たらまもなく終了です。それ以降の手番ではカードを引く手順を飛ばし、カードを出すか捨てるかのみ行います。すべてのプレイヤーの手札がなくなったら1ゲーム終了です。
スートごとに誰が一番枚数を多く出したかを確認します。枚数を一番多く出したプレイヤーは4点を獲得します。それ以外のプレイヤーは出したカードの枚数だけマイナス点を獲得します。列の枚数が同じ場合は、その列の一番小さい数字のカードの、より大きい数字を持っている方が4点を獲得します。これをスートごとに計算し、ゲームの得点を出します。
得点計算の例
ゲームの得点を記録し、ディーラーをかえてこのゲームを人数分繰り返し、合計点が最も多い人の勝利です。

戦略とポイント

中途半端にカードを出すと失点が大きくなります。誰がどのスートを狙っているのかを見極めましょう。

出典

Pagat.com
2016年8月1日月曜日
-- TIME DISCOVERS TRUTH --
という煽り文句が入っているハイグレードなデック、 Infinityのご紹介です。

箱のデザイン、バックのデザインも凝っています。奥行きのあるバックのイラストはゴシックなような、19世紀SFのような雰囲気をまとっています。

マークのデザインも凝っています。スペードとクラブのマークには「ひげ」があるのが面白いですし、ハートとダイヤは独特のカーブが効いています。

そしてこの高級感のあるかっこよさをさらに高めているのはチタニウムインクです!そのおかげで赤のインクが乗っている部分が鈍く光っています。この光の反射が実にいい具合で、良いものを使っているという満足感をもらたします。当然カードのコシもすべりも申し分なしです。

写真の撮り方がうまくなかったようで、この記事の写真では分かりにくいのが残念です…。ぜひイベント会場でお手に取ってご確認ください!

ひとことポイント
紙、インク、デザインが非常に高いレベルで噛み合ったデックで、持つごと使うごとにその良さを実感します。個人的に一番使っているデックでもあります。