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イベントでトランプデックの販売やトランプゲームの紹介をしています。イベント出展の予定は「出展情報」に載せています。

Blog Archive

2016年12月30日金曜日

トランプ屋の1年が終わります。今年夏に活動を始めたトランプ屋もおかげさまで来年も活動を続けられそうです。1年の締めくくりとして今年の活動の振り返りと今後の活動について少しお話ししましょう。

2016年の活動

トランプ屋は2回の即売会でブース出展を行いました。カスタムデザインデックの販売に加え、考案者了承のもとマストフォロー練習トランプも販売することができました。販売に加えて即売会当日はルールが書かれたペーパーの配布と試遊を行い、トランプゲームを紹介する機会をいただきました。ソフト面では、ブログにてルール説明エントリを作成し、これまでに8種のゲームを紹介してきました。

2017年以降の活動

今年取り組んだことを継続することはもちろん、来年は少しだけ規模を拡大する予定です。具体的には販売チャネルの拡大と取扱いアイテムの拡大です。
販売チャネルの拡大として、まずは東京以外のブース出展としてゲームマーケット神戸への出展が決定しています。また、こちらは決定ではありませんが通販も検討しており、全国の皆さんにトランプを楽しんでもらえたらと考えています。
取扱いアイテムの拡大として、新たにクリベッジボードの扱いが決定しています。クリベッジは他に類を見ないルールで独特の面白さがある一方、得点を記録するクリベッジボードが手に入りにくい現状があります。この問題を解消してクリベッジ愛好者が1人でも増えたらと扱いを決めました。また英米デック以外の扱いが今後の課題となっています。ピノクルデック、スカートデック、イタリア地方デック、スペインデックなどを扱いたいという気持ちがある一方、需要の問題や仕入れの問題もあり、悩ましい所です。

2016年は非常に好調な滑り出しとなった一方で、来年は繰り返し活動することの難しさと戦う年になりそうですが、継続することの重要性を肝に銘じてゆく所存です。
それでは皆様、どうぞ良いお年を。
2016年12月12日月曜日

12/11(日) に東京ビッグサイトで行われたゲームマーケット秋に参加してきました。
今回はカスタムデザインのトランプに加え、マストフォロー練習トランプとドミノデックを扱いました。
ゲームマーケットでの人の動きが正直読めず不安でしたが、はたしてイベント当日は切れることなく皆様にお越しいただき、当日販売分はほぼ完売と大盛況のうちに終えることができました。
販売は好調な一方、試遊は難しさを感じました。お一人で回られている方が思いのほか多く、トランプ屋がブースを構えたエリアは人もまばらだったため試遊が思ったよりも回りませんでした。ゲームマーケットは会場が広くブース数も多いため、回る方もあわただしかったのもあるかと思います。今回の経験を踏まえ、次回以降の方針を練っていければと思います。
次の出展予定はゲームマーケット神戸です。初めての遠征となりますが、トランプ屋の扱う物を広くご紹介できる良い機会として今から楽しみにしています。それではまたお会いできる時を楽しみにして、Have fun gaming!
2016年11月15日火曜日
2018年2月18日修正
ルールに1部抜けがありました。赤字で追記しています。



セブンスペードのご紹介です。

どんなゲーム?

スピーディなブラフゲームです。手元にスペードのカードを集めますが、ブラフをかけて(嘘をついて)構いません。ダウトされないタイミングを見計らってブラフをかけ、手元のカードを増やしましょう。

時間と人数

10分程度、2人から5人。3-4人がオススメです。

ルール

使用カード: 1組52枚。ジョーカーは使いません。
カードの数字に意味はなく、スートもスペードかそれ以外という区別しかありません。

勝利条件

規定枚数のカード(プレイ人数によって異なります)を最初に手元に並べたプレイヤーの勝ちです。あるいは1人を除いてすべてのプレイヤーが脱落したら、最後に残ったプレイヤーが勝ちです。勝つために手元に並べる必要があるカードの枚数は以下の通りです。
・2人プレイ:7枚
・3人プレイ:5枚
・4人プレイ:4枚
・5人プレイ:3枚

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく混ぜ、裏向きでテーブル中央に置いて山札とします。
ゲームの準備はこれだけ。


プレイ

ディーラーの左隣から順に時計回りで手番を行います。手番では山札からカードを1枚引き、他のプレイヤーに見られないように確認します。その後、以下のうちどちらかを行います。
・引いたカードがスペードの場合:引いたカードを伏せて手元に置きます。
・引いたカードがスペードではなかった場合:引いたカードを捨て札置き場に置くか、(スペードだと偽って)伏せて手元に置きます。
スペードではなかったら正直に捨てるか偽って手元に置く
プレイヤーがカードを手元に置いたとき、他のプレイヤーは誰でも「ダウト」を宣言できます。ダウトが宣言されたら、いま伏せたカードを公開します。(そのプレイヤーが過去伏せたカードは公開しません。)
・公開したカードがスペードだった場合:ダウトを宣言したプレイヤーはゲームから脱落します。
いま公開したカードは捨て札置き場に置かれます。
・公開したカードがスペードではなかった場合:ダウトを宣言されたプレイヤー(つまり手番のプレイヤー)はゲームから脱落します。
ゲームから脱落したプレイヤーの手番はそれ以降飛ばされます。

ゲームの終了と勝利

規定枚数のカードを最初に手元に並べたプレイヤーがゲームに勝利します。このとき、最後のカードは公開してスペードであることを証明しなければなりません。最後に嘘をつくのはダメということです。
最後の1枚は公開して勝利!
もしくは1人を除くすべてのプレイヤーがゲームから脱落したら、最後に残ったプレイヤーがゲームに勝利します。

出典

Pagat.com、ゲーム会の実プレイ

ゲームマーケット秋のカタログが販売開始となりました。うちが気になるのはやっぱりトランプ関連のブース。というわけでカタログから情報を集めてみました。

【A01】ブリッジ体験コーナー

公式サイト
トリックテイキングゲームの最高峰、コントラクトブリッジの体験コーナーです。ブリッジは複雑で奥の深いゲームですが、ステップを追って覚えれば怖くないですよ。気軽に覗いてみてはいかがでしょうか。参加者全員にトランプをプレゼント!らしいです。

【A24】ゲームストアバネスト

公式サイト
6スートトランプのTENNOSを販売しています。5人以上でトランプ用のゲームを遊ぶときに重宝します。

【B13】スモール出版

トランプゲーム大全のページ
日本における究極のトランプゲーム本ことトランプゲーム大全を販売しています。会場で買うと特典が付くようです。

【F20】つばきや

作者のサイト
アニミズムトランプというオリジナルデザインのトランプを販売するようです。

【F27-27】Black Poker

公式サイト
1人1つのトランプを使ってトレーディングカードゲームのように遊ぶゲームを提案しています。試遊スペースもあります。

【M06】C県者流

ゲームマーケットのサークルページ
トランプ拡張ゲーム「パナマ」を販売します。カードを立てて使うところが新しいですね。試遊スペースもあります。

【F39】トランプ屋

カスタムデザインのトランプ販売、おススメゲームの試遊をやります。マストフォロー練習トランプもどうぞよろしくお願いします。


まとめてみると案外トランプ関連のブースがありました。「このブースもトランプ関係あるよ!」というところがありましたらご連絡ください。
2016年11月14日月曜日
もともと2013年秋に「練馬おやこボードゲームの会」で発表されたマストフォロー練習トランプのご紹介です。

このデックはカードの色がスート(マーク)毎に異なり、裏側からスートが分かるようになっています。これを使うことで、周りのサポートを受けながらトリックテイキングのマストフォロースートの原則を練習することができます。
手札のスートが公開されることはゲームの良いスパイスとなることがあり、特にペア戦のゲームではそれがよく効いてくるようです。
「練馬おやこボードゲームの会」のページではこのデックを使った創作ゲームのルールが公開されていますので、ぜひ、遊んでみてください。
おうちでトランプ - マストフォロー練習トランプ


これは色が異なる4組のデックをスートごとに組み直したもので、カードの色は赤、黒、黄、青の4色の組み合わせになっています。デザインはほぼバイシクル・ライダーバックと同じです。(黄色のスペードのAだけデザインが異なっています。)各デックにはジョーカーやギャフカード計4枚が付いています。
2016年11月2日水曜日
先のエントリでお知らせしておりますとおり、トランプ屋はゲームマーケット秋に出展します。
出展内容が固まってきましたのでお知らせいたします。

イベント概要

日時:12月11日(日) 10:00~17:00
場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東7,8ホール
ブース番号:F39 トランプ屋
入場料:1000円(会場マップ 入場チケット付き) or 1500円(カタログ 入場チケット付き)
URL:http://gamemarket.jp/

出展内容

デックの販売、購入者対象のルールカードの配布、試遊を行います。

デック販売


以下のデックを販売します。いずれもデザインと品質にこだわった品です。現地ではすべてサンプルを出していますのでお手に取っていただけます。
Artifice: \1,000
Bumble Bee: \1,200
Fathom: \1,200
Sleepers: \1,200 在庫僅少です。お早めにどうぞ
Infinity: \1,500
Absinthe: \1,500
・マストフォロー練習トランプ*: \1,000
*マストフォロー練習トランプは通常のトランプと異なり、裏からマークが分かる仕様になっています。トリックテイキングのフォローの仕組みを練習するためにお使いいただけます。

そのほか、トランプ屋なのに○○!?というものも販売を予定しています。

ルールカードの配布

6種類のデック1つをお買い上げごとにルールカードを2枚差し上げます。(マストフォロー練習トランプにはおまけは付きません)
ルールカードは8種類。ミッチ、ゴルフ、ヤニブ、ブラックレディ、スパー、ミルケン、スカート(リファレンス)、クリベッジ(リファレンス)。
ルールがポーカーサイズのカード1枚に収まっており、トランプの箱に一緒に入れられます。外出の際にトランプの箱1個に収まるのはやっぱり便利です。個人的にはスカートとクリベッジのリファレンスは常に箱にいれています。リファレンスはルールを知っている人が一人いることが前提ですが、なかなか重宝します。
なおブースにお越しいただいた方にルールカードと同じ内容のペーパーを配布します。

試遊

当日、トランプ屋で試遊ブースを取っています。
うちで扱っているデックを使ってトランプを遊びましょう。

ちなみにお隣のブースは「日本ツイクスト協会」さんです。ツイクストはボードは国内では手に入りにくいですが紙とペンで遊べるアブストラクトの傑作です。うまい手が打てる過程が楽しいゲームですので、合わせて訪れてみてください。
それでは当日はよろしくお願いします!
2016年10月22日土曜日
ゲームマーケット秋で「マストフォロー練習トランプ」を販売します。
というわけでまずは「マストフォロー練習トランプ」はどういったものなのか、すこしお話をさせてください。
トランプで良く遊ばれるタイプのゲームにトリックテイキングがあります。このタイプのゲームには「マストフォロー」という概念がよく出てきます。マストフォローというのは、手札にそのスート(マーク)の札があるなら出さなければならない、というもので、これがゲームの面白さの核でありながら少し厄介なポイントなっています。なぜ厄介かといいますと、手札の管理が自己責任になり、それが正しくできていないとゲームが破たんしてしまいます(同じスートがあるのに出さなかった場合「リボーク」といいます)。はじめて遊んだトリックテイキングでうっかりリボークしたばっかりに嫌になってしまうということも考えられます(私が危うくそうなりかけました)。
この「マストフォロー練習トランプ」は、手札のスートを見える化して周りでサポートできるようになっています。具体的には、スートごとにカードの色が別になっており裏側からも分かるようになっています。これまで「練馬おやこゲーム会」さんのほうで販売されたことがあったのですが、前回の作製・販売から時間も経っており、発案者の許可もいただいたのでこのたびトランプ屋でご用意することとなりました。詳細な製品概要は別途エントリを作成しますが、色違いのデックをスートごとにばらして組み直したものになります。
このデックで既存のゲームを遊びマストフォローの練習をするのはもちろん、この特性を活かして創作ゲームを作ってみるのも面白いのではないでしょうか。裏からスートが見えたらゲームの面白さが減るとは一概に言えず、既存ゲームではRandolphの「Scan」という好例もあります。
ゲームマーケット秋が初売りとなりますが、それ以降も長く扱ればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2016年10月12日水曜日

ゲームマーケット秋に出展します。
というわけで出展費用も入金したしサークルカットも入稿したので、現時点で決定していることを記事にしておきます。

概要

日時:12月11日(日) 10:00~17:00
場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東7,8ホール
入場料:1000円(会場マップ 入場チケット付き) or 1500円(カタログ 入場チケット付き)
URL:http://gamemarket.jp/

出展内容

・トランプデックの販売:カスタムデザインのトランプデックを販売します。現時点で6種の扱いは決まっていますが他にも何かあるかも。
・トランプルールの配布:おススメゲームのルールを配布します。またポーカーサイズのルールカードもトランプデック買い上げの方に差し上げます。ルールも一緒にトランプの箱1個だけをカバンに入れて持ち運べるので便利です。
・試遊:トランプゲームの試遊を行います。

現時点で決まっているのは以上ですが、それ以外に何かあるかも…?GMは今回も盛り上がりそうなので、ボードゲームもいいけどトランプもね!ということでブースにお立ち寄りいただけると嬉しいです。
2016年10月3日月曜日

10/2(日) に浅草橋で行われた東京ボードゲームコレクションにサークル参加して来ました。
当日はトランプデック6種と隠し玉のデックジャケットの販売と試遊を行いました。

何名にお越しいただけるか正直不安でしたが、結果盛況でした。ブースに午前中から多くの方にお越しいただき「Twitter見て来ました」との嬉しいお声もいただきました。
売り切れのデックも出たりでご迷惑をおかけしましたが、今回出したものは仕入れられる限り扱いを予定していますので次回イベントの際にお求めいただければと思います。デックの品質などにもご質問をいただき、時にはお隣の練馬おやこボードゲームの会の方に助け船を出していただいたり、至らないところもありましたが興味を持っていただいたことはうれしく感じます。
試遊でも「トランプ遊びませんか?」の呼びかけにポジティブな返答をいただき、多くの方に遊んでいただきました。
イベントそのものも盛況だったようです。ステージイベントを見たり、グリュックのカクテル片手にゲームを遊んだり、ゲームマーケットにはない楽しみがあったようです。
主催のディアシュピールさんとリトルフューチャーさんは当日まで時間がない中イベントを立ち上げるということで各所調整が大変だったのではないかと思います。今回の結果を踏まえて2回目開催も検討されることと思いますが、ボードゲームの中規模イベントとして定着すればと思います。

次は12/11(日)、ビッグサイトで開催されるゲームマーケット秋でお会いしましょう。その時までHave fun gaming!
2016年9月28日水曜日

ミルケンのご紹介です。

どんなゲーム?

高い得点のカードを手元に残すことを目指しますが、ディールをうまく終わらせるためには他プレイヤーとの協力も必要です。

時間と人数

30分程度、3人から5人。4人がオススメです。

ルール

使用カード: 1組52枚。ジョーカーは使いません。
カードの数字:A=1点、2~10=数字通り、J,Q,K=なし

勝利条件

高い得点のカードを手札に残してディールを終わることを目指します。人数回数ディール終了時、合計点数が最も高いプレイヤーの勝ちです。

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく混ぜ、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつ、すべてのカードを配り切ります。プレイヤーによって枚数にばらつきが出ても構いません。配られたカードはプレイヤーの手札となり、他のプレイヤーから見えないように手に持ちます。
テーブル中央は出したカードを置く共通の場になります。スートごとにカードを置けるようにします。

プレイ

ディーラーの左隣から順に時計回りで手番を行います。手番では手札からカードを1枚選んで共通の場に出します。このとき、J,Q,Kのカードは出すことができません。出したカードはスートごとに分けて置き、すでに場に出されたカードがある場合、下のカードが見えるようにずらして置きます。

ゲームの終了と得点計算

いずれかのスートの6枚目が出されるか、いずれかのプレイヤーが手札からカードを出せなくなったらそこで1ディール終了です。手札に残ったカードがそのプレイヤーの得点になります。
各カードの点数は、「そのスートの場に出された最後の数字」です(場に出たカードのうち、各スートの最後の1枚以外は数字に意味を持ちません。同様に手札のカードの数字もこの時は意味を持ちません)。もしカードが1枚も出されていないスートがあったらそれは1枚0点です。
6枚目の♦が出てディール終了。場の最後の1枚が手札1枚の得点になる
ディーラーを左隣のプレイヤーにかえて次のディールを行います。人数回数ディールを行い、合計点数が最も多いプレイヤーの勝ちです。

ヴァリエーション

ゲームが始まる前に、手札から3枚を右隣のプレイヤー(または向かいや左隣)に渡すヴァリエーションもあります。

出典

Pagat.com、ゲーム会の実プレイ
2016年9月22日木曜日

ヤニブのご紹介です。

どんなゲーム?

カードを交換して手札の点数を5以下にすることを目指します。カードを捨てたあとで引かなければならないもどかしさが楽しいゲームです。

時間と人数

30分程度、トランプ1組で遊べるのは2人から5人、2組で9人まで遊べます。3~4人がオススメです。

ルール

使用カード:2~5人ならジョーカーを2枚入れた1組54枚。5~9人ならその2組108枚を使います。
カードの点数:A=1点、2~10=数字通り、J,Q,K=10点、ジョーカー=0点

勝利条件

誰かが101点になったディール終了時、最も点数が低いプレイヤーの勝ちです。

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく混ぜ、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつ、各プレイヤーに5枚のカードを配ります。配られたカードは他のプレイヤーに見えないように手に持ち、手札とします。残ったカードは裏向きのままテーブル中央に置いて山札とします。山札の一番上のカードをめくり、表向きに山札の隣に置いて捨て札の最初の1枚とします。
ゲームの準備

プレイ

ディーラーの左隣から順に時計回りで手番を行い、手番は以下の手順で行います。
① カードを捨てる
② カードを1枚引く
手番にやること

① カードを捨てる
手札からカードを1枚以上捨てます。捨てられるカードの組み合わせは以下の通りです。

  • 1枚の好きなカード
  • 2枚以上の同じランク(同じ数字やアルファベット)のカード(たとえば♥5、♠5。2組使うとき、♥5、♥5のように同じマークがダブってもOK)
  • 3枚以上の同じスートのシークエンス(階段)。ジョーカーをオールマイティとして混ぜてもOK(たとえば♠10-♠J-♠Qの3枚や♥7-♥8-ジョーカーの3枚。Aは2につながり、10はJにつながります。KはAにつながりません)

② カードを1枚引く
山札か捨て札からカードを1枚引き、手札に加えます。捨て札から引く場合は右隣のプレイヤーが直前に捨てたカードのいずれかを拾い、残った捨て札の上に先ほど自分が捨てたカードを置きます。右隣のプレイヤーが複数枚のカードを捨てている場合、その端のカードのみ引くことができます。たとえば前のプレイヤーが♠10、♠J、♠Q、♠Kを捨てていた場合、♠10か♠Kのみ引くことができます。
この場合♦8か♦10を拾える

ゲームの終了と得点計算

自分の手札の点数の合計が5以下になったら、自分の手番が始まった時(すなわちカードを交換する前)に「ヤニブ」を宣言しそのディールを終了することができます。ヤニブが宣言されたら各プレイヤーは手札を公開し、自分の手札の点数を合計します。ヤニブを宣言したプレイヤー以外のプレイヤーは手札の点数の合計を記録します。ヤニブを宣言したプレイヤーは、自分の手札の合計点が他の誰より低い場合はヤニブ成功となり、0点を記録します。一方ヤニブを宣言したプレイヤーの手札の合計点が他のプレイヤー以上だった場合、ヤニブ失敗となり、手札の合計点+30点を記録します。
ディール終了。ヤニブ成功の得点例
ヤニブ失敗の得点例。右隣の点数が宣言者と同じのためヤニブ失敗
点数の累計が50点ちょうどになったプレイヤーは累計を25点に減らします。同様に点数の累計が100点ちょうどになったら50点に減らします。
ディーラーを左隣のプレイヤーにかえて次のディールを行います。誰かの点数の累計が101以上になったらゲーム終了で、最も点数が低いプレイヤーが勝利します。

ヴァリエーション

本来は201点を取ったプレイヤーはゲームから抜け、最後に残ったプレイヤーが勝ちとなっています。そのバージョンでは累計点が一番低いプレイヤーが最初の手番を行います。ただこのルールではゲームが長くなるため短いバージョンを紹介しました。

出典

Pagat.com、ゲーム会の実プレイ

TOOLS

イベント配布用にサマリーシートを作りました(PDFファイル)。プレイのきっかけにしていただけると嬉しいです。
2020/12/3 「カードの点数」欄に10の札の点数が抜けていたため修正しました。10の札は数字どおりで10点です。




2016年9月11日日曜日
すでに告知しておりました通り、トランプ屋は東京ボードゲームコレクションに出展します。

イベント概要

東京ボードゲームコレクション
日時:10月2日(日) 11:00~17:00
場所:東京・浅草橋のヒューリックホール(JR浅草橋駅徒歩1分)
ブース番号:C-11 トランプや
入場料:\1,200(カタログが入場券になります)
アクセスなどの詳細は公式ページをご覧ください。

出展内容

デックの販売、購入者対象のルールカードの配布、試遊を行います。

デック販売


以下のデックを販売します。いずれもデザインと品質にこだわった品です。現地ではすべてサンプルを出していますのでお手に取っていただけます。
Artifice: \1,000
Bumble Bee: \1,200
Fathom: \1,200
Sleepers: \1,200
Infinity: \1,500
Absinthe: \1,500

ルールカードの配布

デック1つをお買い上げごとにルールカードを2枚差し上げます。
ルールカードは8種類。ミッチ、ゴルフ、ヤニブ、ブラックレディ、スパー、ミルケン(9/28更新)、スカート(リファレンス)、クリベッジ(リファレンス)、あと1種類は未定です…
ルールがポーカーサイズのカード1枚に収まっており、トランプの箱に一緒に入れられます。外出の際にトランプの箱1個に収まるのはやっぱり便利です。個人的にはスカートとクリベッジのリファレンスが良いですよ。ルールを知っている人が一人いることが前提ですが、なかなか重宝するかと思います。
(お買い上げでない方にもなんとか配布できないかと考えていますが未定です…)
ブースにお越しいただいた方にルールカードと同じ内容のペーパーを配布します。(9/28更新)

試遊

14:00~16:30で試遊ブースを取っています。(9/28更新)
うちで扱っているデックを使ってトランプを遊びましょう。

ちなみにお隣のブースは「練馬おやこボードゲームの会」さんで、「おうちでトランプ」を頒布されるようです!面白いトランプゲームが見やすくわかりやすく説明されていてお勧めです。詳しくは公式のページを見てみてください。
それでは当日はよろしくお願いします!
2016年8月29日月曜日
今回紹介するデックはSleepersです。スリーパーと言いながら目の覚めるようなデザインで、テーマカラーは「白」ですね。全面に渡ってミニマリスティックなデザインが施されています。

箱からして目を引きます。ロゴも箱絵もかわいいです

もちろんフタにも仕事がされています。わくわくします。

バックもシンプルながら印象的なデザインです。他のデックと比べると物足りないような気もしてしまいますが、デザイナーの哲学を感じます。

カードに描かれたマークも完全オリジナルで、トランプそのもののデザインを再構築する試みを感じます。ちなみにこのデックの中の世界ではダイヤのキング以外が眠ってしまった設定なんだそうです。

各スートのランク表示を拡大したところです。省略されているけど伝わるマークになっています。

ひとことポイント
ソリッドですがかわいらしく統一された素晴らしいデックです。白を基調としたデックは有りそうで意外と無いんですよ!
2016年8月26日金曜日
今回紹介するデックは、えー、アブ…、アブシンテ?アブシンス?アブ…えー。
……
はい、今回紹介するのは「緑の妖精」の異名を持つ酒をテーマにしたデック、アブサンです。
酒のアブサンは原料に使われているニガヨモギの成分が幻覚を引き起こすという説もあり、その美しい緑色も相まって魔酒とも言われています。このデックはまさにアブサンの持つ怪しい魅力が前面に出ています。
さて、前置きが長くなりましたが、開封して見てみます。

箱の外観からしてテンション上がります。マット地の黒の紙に箔押しで印刷されています。

箱の裏面の印刷もすべてシルバーの箔押しで、封印シールが良いアクセントになっています。

バックはアブサンのAとニガヨモギの意匠があしらわれています。

通常赤のスートは緑色、黒のスートは白になっており、黒いバックによく映えています。
J,Q,Kはアブサンを飲む人物が幾何学的に描かれています。ジョーカーはアブサンを飲むときの給水器(アブサンファウンテンというそうです)とスプーンが描かれ、アブサンを取り巻く文化も見事に取り入れられています。

カードの質も言うまでもなく良好です。

ひとことポイント
これは…ドヤれる!酒をテーマにしたデックは酒の席にもぴったり。使い勝手も写真映えも最高です。

スパーのご紹介です。

どんなゲーム?

最後のトリックを取ることを目指すトリックテイキングゲームです。ギャンブル要素のあるスピーディーなプレイを楽しめます。

人数

2人から4人。3人がオススメです。

ルール

使用カード:2~5のカードとジョーカーを除いた36枚を使います。
カードの強弱:A>K>Q>J>10>9>8>7>6
2~5のカードは使わない

勝利条件

最後のトリックを獲得したプレイヤーは得点を獲得します。あらかじめ決めたディール数を行い、最も得点が高いプレイヤーが勝利します。

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく混ぜ、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつ、それぞれ7枚のカードを配ります。余ったカードはこのディールでは使わないため、裏向きのままよけておきます。

プレイ

ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行います。
リードのプレイヤーは手札からカードを1枚出します。どのカードでも構いません。
それ以外のプレイヤーは時計回りで順番に、手札からカードを1枚出します。このとき、リードしたカードと同じスート(リードスート)が手札にある場合はそのスートのカードを出さなくてはなりません(マストフォローといいます)。同じスートのカードがない場合、好きなカードを出すことができます。
全てのプレイヤーがカードを1枚ずつ出したら(これをトリックといいます)、リードされたスートと同じスートのなかで最強のカードを出したプレイヤーがこのトリックを獲得します。このトリックで出されたカードを集め、手元に置きます。
トリックの例その1。マストフォローのため全員♣を出す

トリックの例その2。同じスートがない場合好きなカードを出す
トリックを獲得したプレイヤーがリードとなり次のトリックを行います。これを7トリック行い、7トリック目を獲得したプレイヤーがこのディールの勝者となります。

得点計算

ディールの勝者は1点を獲得します。ただし7トリック目に7のカードを出していた場合は代わりに2点、6のカードを出していた場合は代わりに3点を獲得します。
ディールの勝者が次のディールのディーラーとなり、次のディールを行います。
あらかじめ決めた回数ディールを行い、合計した得点が最も高いプレイヤーが勝利します。

ヴァリエーション

得点を記録するのではなく、その得点を各プレイヤーから受け取る方法もあります。
Pagat.comで紹介されているルールには以下の違いがあります。
・♠のAを使わない
・配るカードの枚数は5枚で、3枚まとめて配り、そのあと2枚まとめて配る
・最後の2トリックを両方6で勝ったら6点、6と7で勝ったら5点、両方7で勝ったら4点獲得する

戦略とポイント

最後のトリックを取るために逆算で戦略を組み立てることがコツです。弱いカードで最後のトリックを取ると得点が高いため、それを狙うタイミングを測りましょう。

出典

トランプゲーム大全、pagat.com
2016年8月24日水曜日

ブラックレディのご紹介です。

どんなゲーム?

トリックテイキングというシステムを使ったゲームです。♥のカードと♠のQを取らないよう、上手にカードを出しましょう。

時間と人数

45分程度、3人から7人。4人または5人がオススメです。

ルール

使用カード:1組52枚。
カードの強弱:A > K > Q > J > 10 >…> 3 > 2

勝利条件

失点が最も少ないプレイヤーが勝利します。

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく混ぜ、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつカードを配ります。余ったカードをウィドとし、テーブル中央に置きます。1人に配るカード枚数とウィドの枚数は下表のとおりです。配られたカードは手札とし、他のプレイヤーに見えないように手に持ちます。
プレイ人数 配る枚数 ウィドの枚数
3人 16枚 表向き2枚、裏向き2枚
4人 12枚 表向き2枚、裏向き2枚
5人 10枚 表向き1枚、裏向き1枚
6人 8枚 表向き2枚、裏向き2枚
7人 7枚 表向き2枚、裏向き1枚

ウィドを残してカードを配る
各プレイヤーは手札のうち2枚を選び、裏向きで右隣のプレイヤーに渡します。左隣からカードを受け取ったのち、再び手札から1枚を選び右隣に渡します。
配られたカードのうち2枚を右隣へ。そのあと1枚を右隣へ

プレイ

ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行います。
リードのプレイヤーは手札からカードを1枚出します。どのカードでも構いません。
それ以外のプレイヤーは時計回りで順番に、手札からカードを1枚出します。このとき、リードしたカードと同じスート(リードスート)が手札にある場合はそのスートのカードを出さなくてはなりません(マストフォローといいます)。同じスートのカードがない場合、好きなカードを出すことができます。
全てのプレイヤーがカードを1枚ずつ出したら(これをトリックといいます)、リードスートの最強カードを出したプレイヤーがこのトリックを獲得します。トリックを獲得したプレイヤーはこのトリックで出されたカードを集め、手元に置きます。
1トリックの例。リードスートのカードが手札にある限りそれを出す。
トリックを獲得したプレイヤーがリードとなり次のトリックを行います。これを繰り返し、手札がなくなったら1ディール終了です。最後のトリックを獲得したプレイヤーがウィドのカードも獲得します。

得点計算

各プレイヤーは獲得したカードを確認し、このディールの得点を集計します。獲得した♥のカード1枚につきマイナス1点、♠Qはマイナス13点を記録します。
ディーラーを左隣のプレイヤーにかえて次のディールを行います。人数分ディールを行い、合計したマイナス点が最も小さいプレイヤーが勝利します。

戦略とポイント

失点カードを含むトリックを取らないことを目指します。特に♥の強いカードや♠のKやAを手札に残さないように注意しましょう。そのために1つのスートを無くすようにカードを渡すと良いでしょう。

ヴァリアント

マイナス点のカードを1枚も獲得しなかった場合、ボーナス点を得ます。そのディールで該当するプレイヤー全員で26点のプラス点を分け合います。割り切れず余った得点は次のディールに持ち越し、該当するプレイヤーが1人もいない場合26点を持ち越します。

出典

ゲーム会の実プレイ、トランプゲーム大全
2016年8月22日月曜日
水がテーマの一風変わったデック、Fathomのご紹介です。

箱のデザインはやや抑え目ですが、潜水艇のフレームと頭足類の目をイメージしているのでしょうか、かっこいいです。

裏面は水滴と波をイメージしたデザインになっています。

表面は全てに対してこだわりが感じられます。マークもそれぞれ泡をイメージさせるデザインが施され、各カードのマークのうち一つに泡のテクスチャが入っています。黒のカードの色合いも水でにじんだような紺色になっており、その微妙な風合いが水の雰囲気を演出しています。これだけ雰囲気を出しながら数字の視認性はきちんと残っており、充分普段使いできる出来です。

ひとことポイント
箱は地味目ですがカードは両面とも水のテーマで統一され、目を引くデザインになっています。2つ目に持つデックとしても、最初の1つとしてもお勧めです!

ゴルフのご紹介です。

どんなゲーム?

手札を交換して手札の点数を低くすることを目指します。同じ数字のカードを揃えると0点になるのをうまく使いましょう!

時間と人数

45分程度、2人から9人。4~5人がオススメです。

ルール

使用カード:2~5人なら1組52枚。5~9人なら2組104枚を使います。
カードの点数:A=1点、2=0点、3~9=数字通りの点、10=-2点、J,Q,K=10点

勝利条件

あらかじめ決めたディール終了時、最も点数が低いプレイヤーの勝ちです。

ゲームの準備

適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをよく混ぜ、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつ、各プレイヤーに6枚のカードを配ります。残ったカードを裏向きのままテーブル中央に置き山札とします。山札の一番上のカードをめくり、表向きに山札の隣に置いて捨て札の最初の1枚とします。
各プレイヤーは配られたカードを裏向きのまま横3枚、縦2枚に自分の前に並べて手札とします(手札は手に持ちませんが便宜的にこう呼びます)。各プレイヤーは手札から2枚を選び、表向きにします。
6枚の手札を並べ、それぞれ2枚を選んで表にする

プレイ

ディーラーの左隣から順に時計回りで手番を行い、手番は以下の手順で行います。
1.カードを1枚引く
2.カードを1枚捨てる

1.カードを1枚引く
山札か捨て札の一番上からカードを1枚引きます。山札からカードを引いた場合、表にして公開します。

2.カードを1枚捨てる
今引いたカードをそのまま捨てるか、手札のどれか1枚と交換します。手札と交換する場合、その手札は表向きに捨て札置き場に置き、引いたカードを表向きでその場所に置きます。捨て札からカードを引いた場合、必ず手札と交換しなければなりません。
山札から引いたらそのまま捨ててOK。手札を捨てたらそこに引いたカードを置く

ゲームの終了と得点計算

誰かの手札がすべて表向きになったら、そのプレイヤーの手番が終わったら1ディール終了です。すべてのプレイヤーは手札の裏向きのカードを表向きにして得点計算します。
ディール終了。裏側のカードは表向きにして得点計算へ
自分の手札にある6枚のカードの点数を集計します。この時、縦に並んだ2枚のランク(数字)が同じ場合それらは0と計算します。 ディーラーを左隣のプレイヤーにかえて次のディールを行います。
カードごとの得点を合計する。上下同じランクなら0点。
9ディール、または人数分ディールを行い、合計点が最も小さいプレイヤーが勝利します。

ヴァリエーション

ここでは10を-2点、2を0点のゲームを紹介しましたが、わかりやすくするために10を0点、2を-2点としてもいいでしょう。

戦略とポイント

上下の2枚が同じランクになると0点になることを活用しましょう。点を減らせる10が上下で揃うと0になることに注意しましょう。

出典

Pagat.com